医院長・スタッフブログ
NHK クローズアップ現代を見て
先日NHKのクローズアップ現代という番組で「歯科インプラント トラブル急増の理由」
という題名で、現在のインプラント治療について特集されました。
この番組は僕は結構好きでたまに見るんですが、今回のこれを見て皆さんはどう感じたでしょうか?
かなり取材していてさすがNHKと思いました。今のインプラント治療に警鐘を鳴らす必要は僕もあると思いますし、そういう意味ではとてもいいと思います。
ただ残念な場面もありました。それは目隠しされた歯医者が出てきて、「インプラントは打てば打つほど儲かる」とコメントを述べるところです。まるでワイドショーのように作られていてこれが天下の国営放送?と思いました。NHKならしっかり顔を出して意見が言えるような人を出演させてほしいです。繰り返しますけど二流の大衆紙の見出しみたいです。
またインプラントの第一人者の小宮山先生が「歯医者ももちろんもっと勉強してしっかりと診断して、技術もレベルアップしていかなければならない。しかし患者さんもセカンド、サードオピニオンなどして歯医者の言いなりにならない、メリットとデメリットをしっかり理解するように。」と述べられたのに対した、あの有名な司会者の方は歯医者がもっとモラルを、とかもっと説明をとか何か一方的に歯医者が悪者のように言っていて、小宮山先生と最後ぜんぜんかみ合ってませんでした。非常に残念です。
でも我々歯医者はNHKでさえこういう番組を作るという現在の社会の中で、やっぱり患者さんのQOLを高めるために日夜頑張らなきゃいけないんだとあらためて思いました。